ドクターズブログ

四つ葉のクローバー

 10数年前、40歳代だった私はやりがいのある仕事に熱中していました。睡眠時間が3時間くらい、お休みは日曜の午前中だけでした。尊敬する恩師は90歳近くても夜中に病院に出てこられます。これが私には当たり前と思っていました。

 でも凡人の私は、次第に頭がジーンと動かないようになり、眠れなくなりました。昼間は仕事の詳細を思い出せない、会話の内容が頭に入ってこなくなりました。自分を責めて、自信が無くなる。でもイライラして、考えがまとまりません。自分が思ってもいないような行動と言動の失敗で、人に迷惑を掛けるようになりました。

 結局、私は1年半病院を休むことになったのです。夜中に暗い台所の隅にうずくまり自分を責めました。「こんな私は何の価値もない」と泣きました。

 そんなとき、患者さんの遺された6歳の男の子から手紙をもらいました。

 「せんせいのびょうきがよくなるようによつばのクローバーをさがしてきたよ。はやくよくなってね。おうえんしてるよ。ファイトがんばれ!!」と書いて“四つ葉のクローバー”が押し花にしてありました。

 それから数年かけて、私は完全に治りました。あれは脳疲労だったとBOOCS理論を知ってわかりました。脳疲労は、気づいたらよい方向に自分が変わっていくことができます。私のようにひどくなる前に、回復できます。

 “四つ葉のクローバー”は、そのとき私が失っていた【希望】をくれたのでした。

 お母さんが亡くなったばかりだった彼が私にくれた深い優しさから、今頃はどんな力強い好青年に成長しているだろうかと、想いを馳せています。ありがとう。

BOOCSホリスティッククリニック東京
院長 市丸 みどり

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