BOOCS脳疲労仮説

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脳疲労仮説

脳疲労は、何が原因?起こるとどんな症状が出てくるの?

脳疲労は、現代社会で生きる上で直面するたくさんのストレスが原因です。
その中でも大きな要因ともいえるのが、脳が処理する莫大な情報量です。
考えてみれば、私たち人間は体の構造そのものは大昔から進化していません。しかし、取り巻く環境は大幅に変わりました。
今の私たちは江戸時代に生きる人が一生かけて知りえた情報をほんの数分で仕入れることができます。この現代社会で生きているだけで、多くの情報量を処理するために私たちの脳は動き続けているといっても過言ではありません。

慣れない仕事、家族や職場での人間関係、不規則な生活スタイルなど・・ほとんどのストレスが、物理的、生物的、化学的、精神的なもの4つに分類できると言われています。一つ一つをみれば些細なことも多いかもしれません。しかし、小さな不満や不安の積み重ねが「脳疲労」を起こし、次第に身体にも目に見える症状となって表れてくるのです。

それでは・・「脳疲労」が起こるとどんな症状がでてくるのか?

脳疲労を起こすと2つの流れで悪い生活習慣が始まります。下の図に示す通り、一つは大脳辺縁系の機能不全で起こる五感異常です。いわゆる視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚が鈍くなることを指しますが、その中で特に分かりやすいが味覚です。味覚が鈍くなることで甘いものや辛いもの、脂っこいものを好むようになります。また、満腹中枢にも異常がでるので「食べても食べても満たされない」という状況に陥り、過食が始まります。過食が過ぎると・・肥満や糖尿病などの生活習慣病につながるのです。
一方で大脳新皮質の機能が低下すると認知異常が起こります。認知異常が続くとキレる・ひきこもる・イジメなどの精神的な行動異常が起こり、結果的にはうつや認知症、精神疾患を引き起こします。

「味がわからない」「聞こえづらい」「集中できない」「考えがまとまらない」など思い当たる節がある方は、すでにストレスが原因で五感異常や認知異常がスタートとしているのかもしれません。味が濃いものを好むようになったり、ダラダラ食べてしまい・・結果太ってしまうのも脳疲労の症状だと言えます。