脳疲労とプラズマローゲン
現代人は誰でも脳疲労と隣り合わせ
私たちは、人間関係のストレスや仕事のしすぎ、その他ネットやTVなどのあふれる情報の中で日々脳を酷使しています。そして最近ではコロナ禍の中で不安や心配事、気疲れも倍増しています。
プラズマローゲンって何?
プラズマローゲンは脂質の仲間であるリン脂質の一種で、体内のリン脂質の約18%を占めています。脳にはエタノールアミン型のプラズマローゲンが多く含まれることが分かっています。健常者は細胞内の小器官、ペルオキシソームで製造していますが、ストレス(情報過多)状態ではプラズマローゲンの消耗が激しく製造が追いつかなくなります。一方で工場のペルオキシソームは頑張りすぎて疲弊してくると製造効率も低下してしまいます。これらの影響で血液中のプラズマローゲン量が減少するのです。
アルツハイマー病などの認知症の方は血液中および脳内のプラズマローゲンが減少している事が分かっています。アルツハイマー病は発症するまでに20年以上かかると言われています。その他にも、脳疲労した状態が長く続くと様々な病気を引き起こします。肥満や高脂血症、糖尿病などのメタボリック症候群の人やうつ病の人も、同じように血液中のプラズマローゲンの値が低い事が分かっています。