BOOCSブログ
風を変えるシリーズ ~BOOCS&Plasmalogen 世界的な研究コンペ「XPRIZE 健康長寿」への挑戦~
2025.04.01Dr.ブログ
BOOCS&Plasmalogen 世界的な研究コンペ「XPRIZE 健康長寿」への挑戦
それは昨年の5月のことでした。知人から突然連絡があり、「世界的な研究コンペがあるから、ぜひ応募してほしい」と声をかけられたのです。その理由は、日本からの参加者がとても少なく、「ぜひ日本の力を見せてほしい」と我々に期待してくれたからでした。私はその研究コンペについて全く知らなかったのですが、東京で説明会が開かれるということで、早速足を運びました。そこで初めて詳しい内容を知ったのですが、それはとても興味深いものでした。というのも、私たちが30年以上に亘って続けてきた研究と、まさにぴったり重なる内容だったからです。
このコンペは、アメリカのXプライズ財団が主催するもので、今回のテーマは、「XPRIZE Healthspan(Xプライズ健康長寿)」です。すなわち、老化に対する新しいアプローチを促進して健康寿命を10年以上延ばそうという壮大な目標とそれを実現した研究チームに総額1億100万ドルの賞金が与えられるという、何れも従来の研究プロジェクトでは見られないものです。具体的には50歳から80歳の人々を対象に、認知機能や免疫機能、運動機能を少なくとも10年分若返らせる治療法の開発が求められています。
何れにしろ、この研究コンペが宇宙ロケットを初めて打ち上げるようなチャレンジ精神を求めていることは確かです。結果、レオロジー機能食品研究所で蓄積された研究データの価値を良く知る研究者たちがチャレンジャーとなりました。その申請テーマが「BOOCS&Plasmalogen(プラズマローゲン)」です。当初、世界から500以上のチームがこのコンペに参加を表明していましたが、最終的に申請書を提出したのは190チームでした。世界中の大学や製薬会社などが参加しており、申請のハードルが非常に高かったことがわかります。
現在、申請書の審査が行われており、まずは4月に40チームが選ばれる予定です。そして2025年から2026年にかけて最初の臨床試験が行われ、その結果をもとに10チームが選ばれます。さらに3年間の臨床試験を経て、2030年に最終審査が行われることになっています。研究資金や研究対象者の確保など、私たちの研究チームが優勝を目指すには多くの課題を解決せねばなりませんが、この挑戦が「BOOCS」・「脳疲労概念」やプラズマローゲンについて、より多くの人に知っていただく良い機会になることを願っています。