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第6回:食事制限だけじゃない!「好きなこと」で脳を癒やす方法~ダンスや友人とのおしゃべり~

2025.09.01カウンセラーアドバイス

BOOCSダイエットが従来のダイエットと大きく異なる点の一つは、食事制限や運動といった「ダイエットらしいこと」だけにとらわれないことです。これまでの回で説明してきたように、BOOCSの基本原則は「禁止を禁止する」ことと「自分にとって心地よいことを始める(快の原理)」ことでした。この「快の原理」は、食事に限らず、生活全般にわたる「心地よいこと」を取り入れることを含んでいます。

なぜ、好きなことや楽しいことがダイエットに繋がるのでしょうか? それは、「心地よいこと」が脳に「快」をもたらし、脳疲労やストレスを軽減する強力な効果があるからです。脳疲労が食行動異常の原因の一つであるとすれば、脳を癒すことは、食欲のコントロール機能を正常に戻し、健康的な体へと導くために非常に重要です。

体験者の中には、食事の改善だけでなく、日常生活に「快」を取り入れたことで心身が変化した例が多数見られます。例えば、ある体験者は、以前は嫌いだったダンスがしたくなり、ダンスを始めてから心身が軽くなったと感じています。また、友人との楽しいおしゃべりや、好きな音楽を聴くこと、趣味に没頭することなども、脳を癒し、ストレスを解消する有効な手段となったのです。

重要なのは、それがあなたにとって心から心地よいと感じられる活動であることです。世間一般に良いとされていることでも、あなたがストレスを感じるのであれば、それはBOOCSの「快」ではありません。例えば、ハードな運動が良いと言われても、それが苦痛であれば、BOOCSの考え方とは異なります。ウォーキングやサイクリングなど、自分が心地よく体を動かせると感じる活動を選ぶことが大切です.

 

仕事や人間関係など、日常生活で避けられないストレスがあるからこそ、意識的に「心地よいこと(快)」の時間を設けることが、脳を癒すために重要になります。それは、お風呂でリラックスしたり、好きなアロマを焚いたり、読書をしたり、ペットと触れ合ったり, どんなささやかなことでも構いません。

BOOCSダイエットは、体だけを変えるのではなく、心も健康にすることを目指しています。食事だけでなく、生活の中に小さな「快」を積み重ねていくことが、脳を癒し、自然と健康的な体質へと変化させていく原動力となるのです。

次回は、「運動」というテーマに焦点を当て、「頑張らない」運動がなぜBOOCSでは成功の秘訣とされるのかを掘り下げます。お楽しみに!