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日本の伝統和食は、未来の子どもたちへの贈りもの

2025.11.10ブックスサイエンス

~風土に寄り添い、子どもの心と体を育む“ほんとうの食育”~

 

いま、子どもたちの心や体の不調、アレルギーや発達の課題が増えています。

その背景には「食」の変化が深く関わっていることをご存じでしょうか。

 

日本には、私たちの体質や暮らしのリズムにぴったり合った“伝統和食”という宝物があります。和食は、単においしいだけでなく、心と体を守る知恵の結晶でもあります。

一方で、欧米型のカロリー中心の栄養学は、日本人の体質に合わないことがあります。

日本人はもともと腸が長く、穀物や野菜を中心にした食事に適応してきました。

そのため、肉や乳製品を摂りすぎると、体調を崩してしまうこともあるのです。

昔の人たちは「医食同源」という言葉の通り、食を通じて健康を守ってきました。

たとえば、

  • 身土不二(しんどふじ):体と大地はひとつ
  • 地産地消:四里四方(身近な土地)の恵みをいただく
  • 一物全体:皮や葉も含めて丸ごと食べる

こうした考え方が、いまも子どもたちを健やかに育む力を持っています。

ご飯とお味噌汁を中心にした食事は、子どもの脳を安定させ、集中力や忍耐力を育てます。アトピーやアレルギーの症状が、和食によって和らいだという例も少なくありません。

一方で、ファーストフードやインスタント食品は便利な反面、ミネラル不足を招きやすく、イライラや落ち着きのなさにつながることも。

さらに白砂糖は「カルシウム泥棒」と呼ばれるほど、体に負担をかけることがあります。

甘いものに囲まれた今だからこそ、少し意識して見守ることが大切です。