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「叱る」と「怒る」のちがいに気づいたとき、子育てはもっと楽になります

2026.01.06カウンセラーアドバイス

思うようにいかない日もあって、気持ちがいっぱいになってしまうこと、誰にでもありますよね。「叱る」というのは、子どもに大切なことを静かに伝えること。「怒る」というのは、お母さんの心が苦しくなったときに出てしまう感情なのです。どちらが良い悪いではなく、ただ違うだけです。そして、その違いに気づけたら、きっとお母さんの心はぐっと楽になります。

 

ある年、親子教室に通っていたお母さんが、2歳の男の子に思わず「うざい」と言ってしまったことがありました。その背景には、お母さん自身がとても疲れていて、気持ちに余裕がなくなっていたのだと思います。目を見てゆっくり話すことも、子どもを諭すことも、そのときのお母さんには難しかったのでしょう。

子どもは一瞬おとなしくなっても、すぐ動き回って落ち着かなくなってしまいます。それは、子どもが悪いわけではなく、頑張りすぎているお母さんの心が少し悲鳴をあげていたのかもしれません。だから、うちの園では、そういうお母さんの負担を軽くするために、2歳からお預かりしてサポートする体制を大切にしています。お母さんの心がホッとしたとき、家庭の時間がまた優しいものに戻っていくからです。

 

預かった子どもたちは、ぐんぐん育ちます。遊びの中で生き生きとして、表情も豊かになっていきます。その姿を見たほかのお母さんたちが「私も早く預けてみたい」と言ってくださることも増えました。2歳さんは、本当に伸び盛りなんですね。

だからこそ、全国の幼稚園が2歳から受け入れられるようになれば、どれだけ多くのお母さんを助けられるだろう……と、幼児教育に携わる者として心から思っています。

昔は、近所にちょっとしたことでも気軽に手を貸してくれる“お世話好きなおばちゃん”がたくさんいました。今は、核家族が増えて、人の子育てに口を出しにくい時代になりました。頼りたいときに頼れず、ひとりで抱え込んでしまうお母さんがたくさんいるのです。

 

私は、子どもたちの育ちを幼稚園だけで終わりにせず、9歳という大事な節目までしっかり見守れたら…とずっと願ってきました。国は小中一貫教育を進めていますが、子どもの成長の道のりを深く理解すれば、ほんとうに大切なのは「幼保小」の一貫なんです。

 

幼稚園から小学校、そして9歳までの成長は、人としての土台をつくる大切な時期です。

私がいる志賀島に小学校を建てて、幼稚園からずっとつながる育ちの場をつくれたなら、子どもたちひとりひとりの心に、しっかりとした根っこを育ててあげられる。そんな未来を思い描いています。幼保小一貫教育——

それは、私がずっと胸に抱いてきた「子どもたちの幸せを願う理想の教育」です。