BOOCSブログ

  1. TOP
  2. BOOCSブログ
  3. ブックスサイエンス
  4. 夜の過ごし方が未来を変える:子どもの脳と心を守るために

夜の過ごし方が未来を変える:子どもの脳と心を守るために

2026.02.17ブックスサイエンス

夜更かしは、子どもの脳と心の成長に大きく影響します。できれば、20時には布団に入れる生活を心がけたいものです。本来、人の体は太陽の動きに合わせて整うようにできています。朝日とともに目を覚まし、日が沈んだら静かに過ごす——そんな自然なリズムが、子どもの脳と心の成長をすこやかに支えてくれます。

けれど現代では、大人の生活が夜型に傾きがちで、その影響を小さな子どもたちが受けてしまうことが増えています。夜の街やにぎやかなショッピングモールに子どもを連れていくことに、悪気がないどころか「普通のこと」と思われてしまうことも少なくありません。

でも、本当は、赤ちゃんは、暗く静かなお部屋で眠るのが自然な姿です。幼児さんも、夕方になったらお家の中で穏やかに過ごすほうが、心が落ち着きます。夕方になると赤ちゃんがぐずったり泣いたりするのは、体内時計が「そろそろ休む時間だよ」と知らせてくれているからです。その時間帯に、明るくにぎやかな場所へ連れて行くと、幼い子どもの心は刺激されすぎてしまい、寝るころにはハイテンションのまま…ということも起こります。
赤ちゃんの頃は「脳」がぐんぐん育つ大切な時期。幼児期は「心」がしっかり育つ大切な時期。その大事なときを守るためにも、生活リズムを整えてあげることは、何よりのプレゼントです。今は、保育園や幼稚園に通う子どもの約半数が夜10時以降に寝ているという報告もあります。これでは、脳や心が疲れてしまうのも時間の問題。小さな体は、がんばりすぎてしまうのです。

どうか、お母さん自身の生活がどんなに忙しくても、ほんの少し「夜の静けさ」を子どもに届けてあげてください。そのやさしい気づかいが、子どもの心に“安心”として積み重なり、未来へと続く大切な土台になります。

ブックスサイエンス理事
ふたば幼稚園園長
志賀島保育園園長

小崎孝子