BOOCSブログ
BOOCS講演会
2011.05.29ブックスサイエンス
5月29日(日) 第一回 NPO法人BOOCSサイエンス講演会
「 BOOCS理論 その応用の実際とその科学的評価」が開催されました。定員を超えるたくさんの方々にご参加いただきありがとうございました。
はじめに、BOOCSの理論と実践方法を分かりやすく制作したDVD
「BOOCS脳疲労解消のためのガイドマニュアル・脳の元気は心地よさを味わう事から五感を楽しませる」を見て頂きました。
BOOCS理論をベースにおいた診療をなさっておられる斉藤医師は、糖尿病の方を対象にした1年間にわたる追跡調査で、従来の食事制限では短期的には改善 効果が見られたものの1年後には効果がなく、BOOCS理論による快食療法では、1年後も糖尿病の改善効果が持続されたことを表す科学的データを示されました。
さらに、20年近く継続されている某共済組合の職員向けヘルスセミナーの参加者と非参加者(8,000人)を対象にした10年間の追跡調査を産業医科大学がデータ解析し、ヘルスセミナー参加者の方が、メタボリック症候群の予防と治療、総死亡の減少に著明な効果があったこと、さらには自殺の減少などにも繋がった (日本産業衛生学会にて発表)ことなども紹介されました。
*食事制限を厳しくやるとかえって病気を悪化させることは、世界的に権威を誇る学会誌で報告されている(フィンランドパラドックス)
後半の部では、BOOCS理論の提唱者である当NPO法人BOOCSサイエンスの藤野理事長は、BOOCS理論を医療の分野だけでなく、さらに応用を広げ、社会システムへの導入、子供達や多くの方が元気で幸せを感じられる社会への提案がなされ参加者の共感を呼びました。