日本は今、未曽有の東北大震災と放射能汚染の中で、全ての人々が日本人としての原点を模索しているかに見えます。その中で分かって来たことは、「乗り越えるために必要な力は、卓越した個の力ではなく、有機的・機能的に結ばれた多数の力ではないか」「この広がる『関係性』の中に、宇宙エネルギーともいうべき『創造性』が生まれるのではないか」ということです。

言い換えれば、「１＋１＞２」となる関係が存在する事に気づく大きなチャンスが与えられているとも言えるでしょう。

そして、この危機の時こそ、子ども・若者たちは、自らの中にも存在する大いなる力に目覚め“生命の輝き”を発揮できるようになるでしょう。ＮＰＯブックスサイエンスは、この事を合理的、科学的道筋の中で、子どもたちに伝えたいと願っています。